皆さんの中に、ネットオークションに参加した事がない、またはネットオークション自体を知らないという方は、どれ位いらっしゃるでしょう?ほとんどの方が何らかの形で、ネットオークションと1度は接点を持った事があるはずです。ここでは、そんなネットオークションの特徴や歴史、問題点などを紹介します。
ネットオークションとは、インターネット上で出品者と入札者を募り、競売をするシステムの事です。ネットオークションには、自分の売りたいものや買いたいものを、瞬時に検索できるという特徴があります。同時に、市場価格の制約をあまり受けない価格で、取引ができるという特徴もあります。これらの特徴がネットオークションのメリットであり、リスクでもあるわけです。ネットオークションと言えば皆さんもご存知の通り、「Yahoo!オークション」の知名度が圧倒的に高く、実際に多くの利用者を抱えています。
ネットオークションが日本で生まれたのは1990年代ですが、本格的に始動したのはやはり1999年のYahoo!オークション(=ヤフーオークション、ヤフオク)の登場以降です。ヤフーオークションの後を追うようにして、世界的なシェアを誇るeBay(イーベイ)も、日本のネットオークション業界に参入を始めました。しかし、ヤフーオークションの牙城は崩せず、すぐに事業を打ち切ってしまいました。ヤフーオークションの登場以降も、楽天やビッダーズがネットオークション事業を展開しています。
現在でもやはり、ヤフーオークションの利用度・知名度は群を抜いています。しかし最近では、auオークションのように携帯電話によるネットオークションも現れ、ますます分野としての広がりを見せています。
現在ネットオークションで最も多発している問題点が、サギに関するトラブルです。実際には自分の手元にない商品を出品して、お金を振り込ませる手口がスタンダードなものです。最近ではさらに、本物の業者を装いお客から個人情報を盗むような、フィッシングサギの手口まで横行しています。
ネットオークションの問題点として、出品商品に関するものも多くなっています。このようなトラブルで一番多いのが、著作権に問題がある商品を出品したり、偽のブランド商品やコピー商品を出品するケースです。
ネットオークションにはこのように、さまざまな問題点があります。それにしてもこのような問題点は、なぜ起こるのでしょうか?それはこれらの行為を取り締まるにふさわしい法律が、未だに整備されていない事に原因があります。さらに、個人レベルでのモラルやエチケット(=ネチケット)が成熟していない事が、問題をさらに大きくしていると言えるでしょう。
自分がされて嫌なことは、相手に対してもしてはいけないという事は、ネチケット以前に人間として最低限のルールです。しかし目先のお金に走り、法律ギリギリの行為をする人が後を絶ちません。もちろんネットオークションに参加している方の大部分は、ネチケットを守っています。しかし、一部の人間の行為により安心してネットオークションを楽しめない事は、結局誰にとってもプラスにはなりません。安全に気持ち良くネットオークションを利用するためには、もう1度参加者全員がネチケットの意識を確認する事が、欠かせないのではないでしょうか。
最近よく聞く言葉の1つに、自己責任があげられます。自己責任とは簡単に言えば、「自分のした事に対しては、最初から最後まで自分で責任を持つ」という事ですよね。確かに自己責任は私たちが生きていく中では必要な考え方ですが、ことネットオークションの世界では拡大解釈されて使われている気がしてなりません。いくらネットオークションでの売買を自己責任で行っても、サギなどの行為に対しては、現行のシステムでは自己防衛に限度があります。行政など法律を作る側の自己責任で、一刻も早い法整備が望まれます。